【初心者向け】JavaScriptの配列の基本と使い方をわかりやすく解説!

JavaScript基礎

JavaScriptでは、複数のデータをまとめて扱いたいときに「配列(array)」という仕組みを使います。

たとえば:

  • 数字のリスト(例:[100, 90, 80]
  • フルーツの名前一覧(例:["りんご", "みかん", "バナナ"]
  • TODOリストの項目

配列を使えば、似た種類のデータをまとめて1つの変数で扱えるようになります。
これにより、コードがシンプルになったり、繰り返し処理がやりやすくなったりといったメリットがあります。

JavaScriptを使ってWebアプリやちょっとした動きを作るとき、配列は必ずと言っていいほど登場します。

今回は、初心者向けに配列の作り方・使い方・よく使うメソッドを一通り解説していきます。
実際の使い方の例も交えて、わかりやすく紹介していきます!

JavaScriptで配列を作る方法はいくつかありますが、初心者向けにはまず「配列リテラル」を覚えるのがおすすめです。

配列リテラル(もっともシンプルな書き方)

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
console.log(fruits);

出力結果(コンソール):

["りんご", "みかん", "バナナ"]
  • [] で囲んで、カンマ , 区切りで複数の値を並べるだけ。
  • 1つずつ変数を作らなくても、ひとまとめにできます。

new Array を使う方法

const scores = new Array(100, 80, 90);
console.log(scores);

出力結果(コンソール):

[100, 80, 90]
  • new Array() はJavaScriptの「配列コンストラクタ」という書き方です。
  • ただし、実務では [] を使う方が読みやすく主流 なので、初心者はまずリテラルを使えばOKです!

配列に入れられるもの

const items = [42, "ノート", true];
console.log(items);

出力結果(コンソール):

[42, "ノート", true]

数字、文字列、true/false など いろいろな型を一緒に入れることも可能です。

ここまでで「配列を作る」ことができるようになりました。
次は「中身をどう取り出すのか?」を見ていきましょう!

配列に入れた値は、「インデックス(番号)」を使って1つずつ取り出すことができます。

インデックスは 0からスタート する点に注意してください。

配列から1つ取り出す

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
console.log(fruits[0]);
console.log(fruits[1]);
console.log(fruits[2]);

出力結果:

りんご
みかん
バナナ
  • fruits[0] で最初の要素(りんご)を取得
  • fruits[1] は2番目、fruits[2] は3番目

インデックスは変数としても使える

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
let i = 1;
console.log(fruits[i]);

出力結果:

みかん

存在しない番号を指定すると?

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
console.log(fruits[10]);

出力結果:

undefined
  • 配列に存在しないインデックスを指定すると、エラーにはならず undefined になります。

配列のインデックスを使えば、特定の要素を取り出して表示したり、処理したりすることができます。

次は「配列に値を追加・削除する方法」を学んでいきましょう!

配列は、あとから要素を追加したり、削除したりすることができます。

そのときによく使われるのが、push()pop()splice() というメソッドです。

push():配列の最後に値を追加

const fruits = ["りんご", "みかん"];
fruits.push("バナナ");
console.log(fruits);

出力結果:

["りんご", "みかん", "バナナ"]
  • push() は「末尾に追加」するメソッド
  • 複数追加も可能:fruits.push("ぶどう", "もも");

pop():配列の最後から1つ削除

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
fruits.pop();         // 最後の要素を削除
console.log(fruits);  // 残った配列を表示       

出力結果:

["りんご", "みかん"]
  • 配列の一番うしろにある要素(ここでは「バナナ」)が削除されて、残りの配列だけが表示されます。

splice():途中の要素を削除・追加

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ", "ぶどう"];
fruits.splice(1, 2); // 1番目から2つ削除
console.log(fruits);

出力結果:

出力結果:
["りんご", "ぶどう"]
  • 第1引数:開始位置のインデックス
  • 第2引数:削除する個数
  • 第3引数以降:削除部分に追加する値(省略可)

これらのメソッドを使えば、必要に応じて柔軟に配列の中身を操作できます。

次は、配列をループして1つずつ処理する方法「for文」「forEach」に進みましょう!

配列の中身を1つずつ順番に処理したいときは、繰り返し(ループ)を使います。

JavaScriptでは for 文や forEach() メソッドでループ処理ができます。

for文を使ったループ(基本の形)

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];

for (let i = 0; i < fruits.length; i++) {
  console.log(fruits[i]);
}

出力結果:

りんご
みかん
バナナ
  • fruits.length で配列の長さを取得
  • fruits[i] で1つずつ取り出して表示

for 文のしくみについてもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ:
🔗 JavaScriptのfor文の使い方と繰り返し処理の基本を解説!

forEach()を使えばもっとシンプルに書ける

const fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];

fruits.forEach(function(item) {
  console.log(item);
});

出力結果:

りんご
みかん
バナナ
  • forEach() は、配列の要素を1つずつ順番に取り出して処理してくれるメソッド
  • function(item)item に、配列の値が順番に入ってくる

インデックスも使いたいときは?

fruits.forEach(function(item, index) {
  console.log(index + "番目:" + item);
});

出力結果:

0番目:りんご  
1番目:みかん  
2番目:バナナ

forEach() では、第2引数としてインデックス(番号)も取得可能です。

ループ処理を使うことで、配列に入れたデータをまとめて処理したり、条件に応じた表示がしやすくなります。

今回は、JavaScriptの配列について基本から学びました。

配列は、「複数のデータをまとめて管理できる箱」のような存在で、変数だけでは扱いきれない量のデータをスッキリ整理してくれます。

学んだポイントまとめ

  • [] を使って配列を作れる(リテラル)
  • fruits[0] のように、インデックスで取り出す
  • push()pop() で追加・削除ができる
  • forforEach() を使えば順番に処理できる

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